以前紹介した『アドレナリン』の主人公、登場人物を引き継いだ、純粋な続編。
主人公は引き続きスタイリッシュハゲ、ジェイソン・ステイサム。
前作では、遅効性の毒を打たれてしまい、毒の回りを遅らせるアドレナリンを分泌するためハチャメチャやる主人公『チェリオス』でしたが、今回はそのタフな肉体に目をつけられ、権力者の移植用に心臓をとられてしまいます。とりあえず人工心臓を取り付けられ目を覚ましたチェリオスは、自分の心臓を取り返すため街中を奔走。人工心臓はバッテリーで動いているため、ところどころで充電しながら! バッテリーが切れたら心臓停止→死亡です!
前作では毒の進行を遅らせるため、アドレナリンを出す。というハイテンションを維持しないといけない理由があったのですが、今回は単にバッテリーが切れないようにすればいいだけの話…、なハズなのですが、チェリオスは前作と変わらぬハイテンション! 身体に直に電流を流して充電します!しかも単にバッテリーに充電しているだけなのに、充電直後はパワー全快! ほうれん草を食べたポパイのように強くなります! 充電する→人工心臓の電力確保→心臓がきちんと機能する→とりあえず死なない。だけのハズでは!? その辺『なぜ!?』と思うのですが、そんな細かいことは言いっこなし! チェリオスはもともと凄い奴だったってだけ!
一応でも前作では理由づけとか設定がありましたが、今回はより『そんなこと、別にどうだっていいだろ?お前ら(鑑賞者)だって分かってんだろ』的なノリになってます、『体に電気流したらパワーアップしそうじゃない?』みたいなね。
チェリオスの子供の頃のエピソードが唐突に出てくるのですが、それが何かの複線になるのかな?と思って見てたけど、全然関係ないし、格闘シーンで突然主人公達が気ぐるみになり、怪獣映画風に演出されたり。なんか全然意味不明なんですけど、それが可笑しくて面白い。
ステイサムも相変わらず熱演してますが、チェリオスの恋人『イヴ』を演じるエイミー・スマートにも再注目。前作から可愛らしい女優さんだなと思っていましたが、今作でも体当たりの演技で、そこまでやっちゃって大丈夫?と心配してしまいます。ちょっとぽわっとした性格を演じてるんですが、とても可愛らしくて結構タイプ。『バタフライ・エフェクト』のヒロイン役もこなしてるので、なかなかの役の幅が広い女優さんですね。
『1』以上に「細かいことはウダウダいうな! そんなことは大事じゃない!」的なバカバカしさと勢いを楽しむ映画ですが、見せ方とか演出はちゃんと作ってあるし。素直に1より面白い続編だと思いました。この作品の監督はいい意味でのアホですよ。
大抵の場合、続編で『1』より面白い! と思わせるのはかなり難しいですよね。なんせ期待感がある分、ハードルが最初から高いですから。しかし、今作は期待以上にやってくれた優良続編だと言えます!
どうにもならない問題を抱えて煮詰まった時は、こういう映画でも見るのがいいんじゃないでしょうか。
『特攻の拓』ブログを早く書いてください!
返信削除楽しみにしてますよ。
nittyさん
返信削除おう、わかったぞ! 次はそれだ!
早く書かないと
返信削除ハードラックとダンスしてしまいますよ!
ぜひ、全巻揃えて感想を随時お願いします!
返信削除書かないとひき肉にしてやるー!