2009年12月18日金曜日

仕事の話 『メンバーカード』

とあるお店のメンバーカードを制作させて頂きました。
黒1色というご希望だったので、
イメージとして、映画シンシティの映像のような、白黒がパキパキに分かれたスタイリッシュさを目指して制作。

しかし制作途中にて

「藤子不二雄Aみたいだ。」

と言われてしまい。

内心『違う! シンシティだ!』と思ったのですが、
同時に『なるほど…上手いこと言うな。』と感心してしまいました。

最終的には先方の希望も含め、
シンプルな写真の形に落ち着いたのでした。

2009年12月9日水曜日

最近ビックリしたこと

近頃映画化された『いけちゃんとぼく』『女の子ものがたり』などの原作者、漫画家の西原理恵子さん。

学生時代、西原さんの作品を集めていた友人がいたので、そいつの部屋で読んでました。当時僕が見た作品は体験記的な内容が多く、当然作中に本人も登場します。その内容と画風からして、かなり無茶な無頼派なイメージを持っていました。

『女の子ものがたり』(ちなみに映画は見てません)は自叙伝的な作品だというのは知っていたのですが、本人役には深津絵里さんがキャスティングされていて

「いやいや、いくらなんでもそりゃ美人すぎだろ…」

と思っていたのですが、本人の写真を見てビックリ! 
全然綺麗な人じゃあないですか!
僕は自身の漫画にでてくるような、豪気な肝っ玉母ちゃんみたいな容姿を想像してたので、

「これは深津絵里じゃないよな? じゃ、誰だ?」

と写真の下に書いてある人物プロフィールを読んでもにわかに理解できず、
頭の中に『?』マークが出まくりでした。想像と全然違う!

『毎日かあさん』って作品がアニメ化されてたり、こないだ見かけたテレビCMでは西原さん本人が出演していたり、なんだかかなりの人気者になってるみたいで、「凄いなあ」と素直にうらやましく思うのでした。

2009年12月4日金曜日

フィースト


さてさて、フィースト見ました。この映画はいわゆる『モンスターパニック』もの。

正体不明の怪物が現れて人々や街を襲う…といったアレです。『ゴジラ』などメジャー作品もありますが、圧倒的にB級、C級作品が多いこのジャンル。出てくる怪物が正体不明で、グロテスクで、人を襲って、しかも食べる。とくれば、むしろはじめからA級になるつもりなどさらさらない、珍作品がひしめきあう恐ろしいジャンルです。

そもそも、なぜこの作品を見ようと思ったのかっていうと…、数ヶ月前、美容院で髪を切ってもらいながらパラパラ映画雑誌を見ていたら、この映画の2と3が公開前で『おバカ映画』として紹介されていたからです。上にあげたすべてのポイントを押さえた、B級どころかC級の可能性大な作品に見えました。この手の作品にありがちな、バックミュージックにヘビメタがガンガンかかり、恐怖にかられ逃げ惑う人々を追いかけ、暴れまわるモンスター、飛び散る血飛沫。そんなシーンが頭に浮かびます。「どれくらいアホな映画なんだろうか…いつか機会があれば見てもいいかな…」そんないきさつ。

大筋は、テキサスのど田舎のバーが怪物に襲撃され、客達はバーに篭城。通信手段も断たれ、孤立無援の状況でなんとか脱出を図ろうとがんばる。

「どんなクソ映画が始まるんだろう」と思って見たんですが…意外におもしろいよ?
いや、これは結構おもしろいでしょ!

特に主人公がおらず、バーにいる客(最初8人ぐらい?)で次に誰が襲われるのかまったく見当がつかずハラハラドキドキ。登場人物の紹介はテロップが出るだけで、かなりさらっとしてますが、その紹介の仕方が

名前:マヌケ
職業:なさそう
特記:なし
寿命:朝までか

とかテキトーで、かっこいい演出になってます。寿命の情報から誰が生き延びるのか推理できるかと言えば、まったくそんなことはなく、普通の映画だと
『こいつは死なないだろ。』
ってやつがバッサバッサ喰われます。登場人物達もどこか間が抜けているというか、緊急事態にも関わらずのんきな面もあり、たしかにバカな映画でしたが、そのバカさ加減も含めて十分楽しめます。

シンシティもそうですけど、最初から期待してないのだから、「意外におもしろくって得した!」っていう感想になっているところは否定しませんが、スプラッターな表現がダメじゃない方にはオススメできる、なかなかの怪作です!

しかし、この映画で一番驚いたのは、レンタル屋でパッケージを手にとった瞬間でした。
ジャケットにでかでかと

マット・デイモン&ベン・アフレック制作総指揮!

と書かれているじゃあないですか! マット・デイモンは『ボーン』シリーズや『オーシャンズ』シリーズに出演、ベン・アフレックは最近あまり見かけませんが、『アルマゲドン』、『パールハーバー』など、両者とも大ヒット作に出演した一流のハリウッドスターで、好青年のイメージがあります。

それがなんだってこんなクソ映画を…(実際どこまで噛んでたのかはよく分かりませんが)
と思っていましたが、映画を楽しんだ後では納得できないこともなかったかな。