2010年2月9日火曜日

ノウイング

ニコラス・ケイジ主演のディザスター・ムービーです。ようするに災害が起こって、大変なことになる系。
『アルマゲドン』とか、最近では『2012』とかもこの系統ですね。

去年ターミネーター4を劇場に見に行った時、この映画の予告を見ました。正直
『またこの手の映画か…誰が見るんだ?こんなもん』
と思い切りバカにしてました。
とにかく、地球(人類)は映画では色々な理由で滅亡の危機になってしまうので、よっぽど他に見たくなる要素がないと、見る気が起こりません。正直飽きました。

あと、好きな人には申し訳ないですが、主演のニコラス・ケイジの魅力もイマイチ分かりません。
この人の映画で特に面白かった作品があまり思いつかない。『ザ・ロック』『フェイス・オフ』ぐらいでしょうか。でもどちらもショーン・コネリー、ジョン・トラボルタとダブル主演みたいなもんですからね。それなのに、コンスタントに主演作品が出続けるのも不思議です。

このように、一切見る理由が見当たらないのですが、『ストーリーが意外な方向に進む』
と聞いて、俄然見る気が湧きました! 

「よしよし、どれくらいビックリさせてくれるんだ?かかってこい!」

すごく簡単に粗筋を書くと、

主人公(ニコラス・ケイジ)はあるきっかけで、50年前に書かれた手紙を手に入れる。その手紙には数字の羅列がビッシリ記入されており、主人公は書かれている数字が過去に起きた大災害、大事故の日付、死亡者数とピッタリ符合していることに気づく。手紙には未来の日付も書かれていて、実際に災害(事故)が起き、主人公はこれは本物の預言書だと確信、近いうちに人類が滅亡する規模の‘何か’が起こることを知るが…

劇場予告版の映像からして、もっと、どっかんどっかん天変地異の大災害が起きるのかと思ったらそうでもない。どちらかと言うとサスペンス色が強く、謎が多い展開です。
ディザスター・ムービーだと思っていたので、少し肩透かし。

手紙の出所を探り、なんとか滅亡を回避するすべがないものかと主人公は奔走しますが、
後半、結局予言は変えられず、どうしようもない事を悟ります。

この展開、最終的に主人公ががんばったことはさして意味がなく、むしろ知ってしまって色々心配した分、なんだか気の毒です。ニコラスががんばったから子供が助かった。ということでもないし。知らない方が良い事もあるってことでしょうか?そう考えれば、まあ、意外な展開かもしれませんが、『そこに話を持っていかれたら、何も言えないよ』って展開で、どうもスッキリしません。

そして僕は、「やっぱりニコラス・ケイジ主演の映画っておもしろくね~な」と思ったのでした。『ビックリ』どころか『ガッカリ』です! しばらく地球滅亡ものは遠慮しときます!

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