さんざん話題になったアバター。だいぶ遅ればせながら、劇場で観ることができました。
この映画を話す上で、避けれない話題が3D映像ですが。凄いです。おもしろい!臨場感があります!
もともとこの映画の映像(CG)は滅茶苦茶綺麗なので、2Dでも楽しめるとは思いますが、3Dの方が絶対お勧めです。 ジュラシックパークやターミネーター2をはじめて見た時の『CGって凄い!』って感動に似た『3D凄い!』を味わえました。 ただ慣れないうちは目が疲れますね。
『映画』と一口に言っても、娯楽作品、ドキュメンタリー、アーティスティックな作品とジャンルは多岐に渡り、人それぞれ好みもあるかと思います。『アバター』は3Dで見えるけど、それでストーリーがおもしろくなる訳でもないですが、僕の考える『映画』は要するに娯楽なので、『凄い、楽しい』と思わせたら、それはそれでありなはずです。つべこべ言わずに一度3D映画を見てみることをお勧めします。 3Dはかなり気の利いた演出だと思いますよ! どうしてもアバターの青い肌の宇宙人(ナヴィ族)が好きになれない方は、ティム・バートン、ジョニーデップのゴールデンコンビ、『アリスインワンダーランド』を見てみてはどうでしょう?
と3D映像の事を書きましたが、ストーリーも、割と(といっては失礼ですが)おもしろかったです。ファンタジー色の強いSFです。途中から主人公が『伝説の勇者の再来』みたいに扱われるのですが、CGバリバリの映像と相まって、なんだかゲームみたいだなあ~。とは思いましたが、そこはそれ。悪くないです。
観る前に疑問に思っていた、アバターとのリンクが切れたらどうなるのか? とかも劇中でちゃんと説明されるのでよかったです。
あと、個人的にすごく好きな、パワーローダー(人が乗り込んで操縦するロボット)が出てくるのがいいです! キャメロン監督はロボ好きですね、エイリアン2にも出してたし。あれが、ガッチャンガッチャン歩く姿は最高です!
見る前は、異星人との交流を通じて、変わっていく主人公を描くのが大部分だと思っていましたが、割とがっつり戦争シーンも描かれていて、人間と異星人の関係もはっきり決別してしまいます。最終的に異星人の星に侵攻してきた人類は追い返される訳ですが、この逆の展開はよく見ますが、あんまり見ないパターンですね。もちろんこの作品の場合、悪いのは人類ですが。
映像は間違いなく革新だし、ストーリーも面白いと思うのですが、上に書いたこと以外、なぜかこれといって感想が出てこない。我ながら不思議です。ナヴィ族のデザインがイマイチ好きになれないから感情移入しにくいのでしょうか? 主人公の人間は異星人ナヴィ族の娘と恋に落ちますが、こういう展開によくみられる、外見はほとんど人間と一緒。な宇宙人ではなく、なんだかイマイチ好きになれないデザインなのですから、やはり『愛』とは心なんだな~。これぞピュアラブ!